福島廃炉・賠償費20兆円
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS26H2I_W6A121C1MM8000/
経産省が福島第一原子力発電所で起きた自己の賠償、葉色費用の合計が20兆円を超えると推計している。11兆としてきたこれまでの想定の約二倍。東電の財務を支えるため、無利子融資枠を9兆円から広げる方向で協議を進めている。
福島原発問題は全く終わっていない。想定外はいつまで起きるのだろうか。想定が甘すぎると言わざる得ない。まだまだ廃炉の道筋も経っていない。どうせまた問題が起き、葉色費用は増えるのだろう。そう思っている人も多いのではないだろうか。
これでも原発政策を日本は進めるのだろうか。おそらく進めるであろう。東電を助け、日本経済のために原発を推進させていくと予想する。
もちろん経済発展のためにはエネルギー政策は必要不可欠であり原子力に頼る必要があるというのはある程度理解できる。しかし、これほどまでにずさんな企業に任せているのは心配でならない。
結局は、自己処理費用の一部は他の電力会社も含めて電気料金に上乗せし、国民の負担が増える。
これでいいと思っている人は多いのだろうか。なんとなくしょうがないかなとか思っているのだろう。
全く関係のない国民までもが負担増となるわけだ。日本ではまだまだ電力会社の選択肢はなく、強制的に廃炉費用を払わされていると言っても過言ではない。
ベトナムでは原発推進を辞めた。エネルギー需要が旺盛な新興国でもその状態であるというのになぜ日本は変われないのだろうか。
まあ変わることはないだろう。この日本というシステムが変わらない限りは変わらない。