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米ウェルズ・ファーゴの顧客が民事提訴-口座開設めぐり

 

www.bloomberg.co.jp

 

 米銀ウェルズ・ファーゴの顧客3人が、行員が無断で講座を開設したとて損害賠償を求めた。

 今回の不祥事は、顧客の保有口座数を平均8つに増やす「グルーエイド」と呼ばれる同行の取り組みにあったという。許可なく資金を移され手数料が課された。ノルマ達成のためだという。

 外銀でこのような訴訟が起きていることにまず驚いた。どこの銀行員も変わらず厳しいノルマに追われているということなのだろう。

 今回の件は訴訟にまで発展したが日本でも将来的にこのような訴訟が起こされる可能性も多いだろう。

 銀行の収益はマイナス金利等により圧迫されている。日本には1,600程度だと記憶している。数百の銀行の存在意義はないだろう。淘汰されていく。合併もこれから数年で増加傾向にあると予想する。

 金融機関の役割について改めて考える必要がある。お金を融通する機関である。それは現行の金融機関である必要はない。 

ネットバンク等のその他銀行、また投信の窓口といった今までにない存在が増えている。クラウドファンディングによって融資のあり方も変わってきている。また、AIによって多くの職員の仕事も奪われるだろう。(これは金融機関だけの問題ではないが)だが、ノルマに追われた営業よりも統計的に判断するAIの方が信頼できる。

 金融機関は自分たちの存在意義について考え、顧客の利益に即した戦略を練っていく必要がある。営業マンだからこそ出来ることも多くあるはずだ。これまでと同じ方法ではもう終わりは近い。

 これからの金融機関の取組みに注目したい。