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NISAに新たな長期長期積立枠。#金融

http://www.nikkei.com/paper/article/?b=20160818&ng=DGKKASDF17H06_X10C16A8MM8000


概要。
政府は利用が伸び悩んでいる少額投資非課税制度をテコ入れする。

毎月少額を積み立てたい人のために新たな枠を設ける調整に入った。

投資上限を現在の年120万円の半分以下に抑える代わりに売却益や配当に税金がかからない期間を現行の5年から大幅に延ばす方向だ。

制度の使い勝手を良くして利用者の裾野を広げる。


感想。
NISAの枠の利用は減少傾向、ジュニアNISAは手続きも煩雑のために普及しない。国民に「貯蓄から投資」への流れを進めるために今回の新たな施策である。

今まで以上に長期的な投資を期待している。しかしこの制度もそこまで効果は得られないだろう。現在NISA枠を使用しているような人が追加で枠を使う程度ではないだろうか。
理由としては日本人の金融リテラシーが低い事が原因である。投資はリスクがあり怖い。定額貯金で増やしてきた世代は大抵はこのような考えだ。しかし、知識のある人ならば、将来的なリスクをヘッジするためには、長期的な投資はすべきものだと理解している。今は景気があまり良くないからやりたくないではなく、今はチャンスでもあるのだ。人と同じ行動をしていては今の時代はお金は増やせない。
必要なのは言わずもがな金融教育である。他国との差はその部分であろう。若いうちから金融に対しての知識を蓄え、将来の顧客を捕まえるべきだ。小手先の施策で国民の投資行動が変わるとは到底思えない。
 そうでなくても、国民に対して、仕組みを整えるのはもちろんであるが、それと同時に金融教育が当たり前となるような施策も必要である。