どう生きる

とりあえずアウトプットをする場

派遣時給はまだ上がる余地があるだろう。

http://www.nikkei.com/paper/article/?b=20160819&ng=DGKKZO06236860Z10C16A8EA1000

概要。

 派遣社員の時給上昇が止まらない。求人情報大手のリクルートジョブズ18日まとめた7月の三大都市圏(関東、東海、関西)の募集時平均時給は前年同月比2.1%高い1646円だった。プラスは38カ月連続で、07年2月の調査開始以来最高となった。サービスやIT(情報技術)を中心に人手不足が続き、派遣会社は時給を上げないと社員を集められない。

 

感想。

 グラフを見るとこの上昇幅が理解できる。13年ごろから右肩上がりとなっている。

 原因は記事の通りに人材不足である。業種は、営業・販売・サービス業である。日本全体でみると、物価上昇も止まり、あまり良い傾向とは言えないが、雇用の部分でいえば活況である。しかし、正社員になりたくてもなれない人は今でも多い。

 これらの状況から言えることは、企業は正社員で長期的に教育する余裕はなく、低賃金で即戦力、一時的な期間で雇いたい。終身雇用は前提では考えていない。

 活況であるサービス業、IT業は市場からの需要が存在する。サービス業であれば訪日外国人の増加、ITマイナンバー等々。近い将来これらは需要が一服する。その時には再雇用はない可能性もある。

 派遣は社会的保障が弱い。派遣法改正等によって状況は変わっているが、短期的な雇用を継続することでも生活が成り立つ社会的なセーフティネットをしていく必要があるだろう。